人生の完成
2008.12.28
2008年12月28日 御命日のつどい
経の字「經」、糸偏は、女の人が腰掛に座っていることを表します。また、つくりの方は機織機を表します。つまり、女の方がはたを織っている姿を表します。
機織、縦糸と横糸があります。縦糸は仏の教え。用意されているものです。対して横糸は私たちの生活経験です。これが織り成されて反物ができます。経験の違いによって色々な反物ができます。つまり、仏の教えと人生経験が重なり合って人生が完成するのです。重なり合わなければ、昔はよかった、今は…、といった愚痴の人生になってしまいます。
重なり合い、お念仏申す生活。すべてのことが報恩感謝になります。